熱中症は屋内・屋外を問わず高温・多湿等が原因となって起こります。
日射病とは違い、室内でも発症するケースが多く、年々増加傾向にあります。
熱中症になってしまった場合、どのように対応したらいいのでしょうか。
猛暑が続く近年の夏では、毎年多くの人が熱中症で亡くなっています。
少しでも、応急処置の知識を付けておくことが大切です。
ここでは、熱中症になった場合の応急処置について、説明します。
家庭でできる子供のマスク着用の時の熱中症対策は?
○かくれ脱水に注意!
実は、息をたくさん吐くことによって熱を放出し体温を下げているんだそう…。
しかし、マスクを着用していると熱を外に出せなくなります。
さらに、マスクをして呼吸をすることで多くのエネルギーを使い、体温が高くなりやすくなると言われています。
また、マスクをしていることで喉の渇きを感じづらくなり、知らないうちに脱水が進んでいる”かくれ脱水”の状態から熱中症になるリスクが高いとも言われています。
②喉が渇いたなと感じ始めたら水分摂取(多量のカフェイン摂取は控えましょう)
③水分補給が十分できない時のために経口補水液を 家族1人2本×3日分、常備
④クーラーをすぐ点けられるよう調整しておき、暑いと感じる環境にいない。
⑤換気をこまめにし、湿度も高くならないように注意しましょう。
※温度・湿度は、環境省が毎日発表している暑さ指数もチェックしましょう。
⑥快適な環境でよく睡眠をとる(疲労も熱中症リスクになります)
⑦人混みを避けた散歩や室内での軽い運動を行う
子供の場合、大人に比べて体温調節機能が発達していません。
大人が随時見守って水分補給を促したり、温度設定を管理する必要があります。
子供がマスクをしている時の熱中症の症状
子供との外出時に熱中症の症状が出た時の応急処置は?
風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内などに移動させます。
意識がないなど、症状が軽くない場合はすぐに救急車を呼びましょう。
まず、服を脱がせて、体からの熱の放散を助けます。
水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やすことも効果的です。
※深部体温で40度を超えると全身けいれん(全身をひきつける)、血液凝固障害(血液が固まってしまう)など危険な症状もあらわれることがあります。
なので、体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。
~少し良くなってきたら~
冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらう。(飲ませるのも可)
大量の発汗があった場合には汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液や食塩水(水1ℓに1~2gの食塩)が有効です。
ただし、冷たいものを大量に飲ませた場合、胃痙攣がおきることがあるので、量には注意が必要です。
症状が心配ならば、医療機関に相談、搬送しましょう。
さいごに
マスクはしなくてはならないけれど、熱中症も心配…
夏のマスクは本当に辛いですよね。
こまめな水分補給!これが本当に大切だと思います。
子供だけではなく大人も。熱中症予防していきましょう。
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