フーフーしながら食べる少し熱めのうどんが大好きな私ですが、
同じものを子どもに食べさせようとすると「熱い!!」と言って機嫌を損ねてしまいます。
冷めるのを待っていたら私のうどんまで冷めるので
なんとか一緒に子どもたちと食べ始めたいのですが、子どもは熱い食べ物が本当に
得意ではないようです。
成長すれば猫舌ではなくなるのかな?
でも、たまにいますよね。猫舌で熱々のお鍋が食べられない大人。
猫舌ではない人と、猫舌の人の違いとは?
子どもの猫舌を改善する方法はあるのでしょうか?
子どもの猫舌の改善方法はどうする?
大人になっても猫舌だという場合、そうでない人と何が違うのかというと
単純に食べ方に違いがあります。
温度を敏感に感じ取るのは舌先で、舌の真ん中あたりから奥は舌先よりも温度に鈍感。
真っ先に舌先に当たるように食べ物を口内に入れてしまうことは避けましょう。
ただ、子どもの場合は熱いものを食べる経験も少ないので
舌先に熱い食べ物を当てずに食べることに慣れてはいません。
舌先を下の前歯の後ろに押し当てながら食べ物を口に運べば
熱さに一番敏感な舌先に食べ物が触れなれなくて済むので、熱さも感じにくいのですが
そのことを理解できて意識して食べられるようになるには
熱いものを食べる経験と、ちょっとした慣れが必要なようです。
こどもが舌をやけどした時の対処法
普通の皮膚のやけどと同じで、冷やしましょう。
流水を患部に当てることができるなら、やってみてください。
飲み込む心配のない年齢のお子さんなら、氷を口に含ませてあげるのも良いですね。
患部の皮がめくれていたりすると、後から口内炎になってしまう可能性もあります。
ハチミツには患部の痛みを和らげる、殺菌するなどの作用があるので
少量をスプーンにすくってお子さんに舐めさせておくのもおすすめです。
口内のやけどは、唾液があるので早く治りやすいですが、
あまりにも治りが遅い場合(5日程度痛みが続く時など)は、
病院での処置を受けさせましょう。
こどもが猫舌になる原因は?
基本的に、猫舌でもそうでなくても舌の構造はみんな同じ。
しかし、子どもの場合は舌の筋の層がまだまだ薄いので、熱の刺激を感じやすいのです。
成長とともに筋の層が厚くなっていくので、熱の刺激にもだんだんと強くなっていきます。
ですので、大人に比べると子どもはみんな猫舌なのです。
猫舌は遺伝するのか?という問題ですが、遺伝ではありません。
熱い食べ物が苦手な親御さんを持つお子さんは、
自然と熱いものを食べる機会は少なくなりますよね。
ということは、熱いものを食べる時の舌の使い方を知る機会も少なくなります。
熱いものを食べる時、熱に敏感な舌先に当てないように食べる習慣が身につかない結果、
熱い食べ物が苦手になり、猫舌と呼ばれるようになるようです。
猫舌でない人と猫舌の人の違いは、舌の構造が違うということではなく
熱いものの食べ方を知っているか否かということに過ぎません。
まとめ
食べ方の工夫で猫舌は改善します。
ただ、子どもの場合は年齢にもよりますが、熱い食べ物は舌先に当てない工夫をしながら
食べることは難しいかと思います。
幼児の場合は、熱い食べ物をこぼして火傷をしてしまう可能性もあるので
食べ物は冷ましてから与えてください。
無理に熱いものを食べさせると、口の中だけでなく食道をやけどする恐れもあり
とても危険です。
舌の筋の発達を待つことも必要ですね。
筋の層が厚くなるにしたがって、猫舌の改善は見られるようになるはずですよ。