子どもの口臭、気になった経験はありませんか?
ついこの間までミルクの良いにおいがする赤ちゃんだったのに、口臭が出てくるなんて
ショックですよね。
虫歯?体調不良?気になる原因を突き止めて、なるべく早く対処してあげたいものです。
我が家の3歳の男の子のお口のにおい、寝起きに少し気になる時がありますが、
いったい何が原因なのでしょうか?
そして、どうしたら口臭を改善することができるのでしょうか?
子どもの口臭で生臭く感じた時の対処法は?
たいていの場合は、徹底して歯磨きをすれば口臭は改善されます。
臭いの原因になるものは、磨き残した食べカスから発生した細菌なので、
磨き残しのないようにしっかりと歯を磨くこと。
デンタルフロスの使用もおすすめです。
その他、口臭の原因になるのは口呼吸によるドライマウスです。
唾液の分泌が少なくなると口内に細菌が増殖しやすくなり、いやな臭いを発生させます。
寝ている間に口呼吸になっているとドライマウスになり、寝起きの口臭もきつくなりやすいです。
しっかりと歯磨きをしているはずなのに、口臭が改善されない場合は
お子さんが口呼吸をしていないか観察し、鼻で呼吸をするように促しましょう。
お子さんの鼻づまりが長引いていて生臭いにおいがきつい場合は、蓄膿症や副鼻腔炎の
疑いがあるので、耳鼻科を受診させましょう。
これらの病気は子どもの顔の骨の発達の途中で起こるものなので、成長するとともに
自然治癒する場合もありますが、病院での処置をせずに放っておくと
大人になっても症状が残ることもあります。
重症になると手術が必要になる場合もあるので、蓄膿症や副鼻腔炎の疑いがある場合は
早めに耳鼻科へ連れて行ってあげてくださいね。
歯みがきが十分でない状態が続くと、そこから虫歯や歯肉炎になります。
虫歯が小さいうちは口臭の原因になることはありませんが、虫歯が進行して
神経まで届いてしまうと、悪臭を発するようになります。
ひどくならない初期段階に歯科医を受診させ、治療を始めてください。
子ども用のマウスウォッシュもありますが、使用しすぎないように注意しましょう。
子どもの歯には刺激が強すぎるので、歯を痛めてしまう恐れがある上に
唾液を減少させてかえって口臭を引き起こすことがあるのです。
子どもの口臭で生臭く感じた時の予防法は?
第一に、毎日歯みがきをしっかりとすること。
磨き残しなく歯をきれいに保っていれば、悪臭の原因となる虫歯や歯肉炎になる
可能性も低いです。
蓄膿症、副鼻腔炎が原因で起こる口臭の場合は、必ず継続した治療を受けさせてください。
もし一度でも蓄膿症になってしまったら、症状は改善しても繰り返すことが多いです。
蓄膿症のきっかけになるのは、風邪を引いて鼻づまりが起こった時。
体調を崩さないように、バランスのとれた食事を心がけて健康管理に努めてくださいね。
あとは、口呼吸を促してドライマウスを防ぎましょう。
口の中が乾燥してしまうと、唾液が減って細菌が繁殖し口臭の原因になるだけでなく
ほこりと一緒にウイルスなどが口から直に体の中に入ってくるので
風邪やインフルエンザにもかかりやすくなってしまいます。
まとめ
子どもの口臭は寝起き、お腹が空いている時、緊張している時など
生理的なことが原因であることが多いですが、中には病気が原因で起こることもあります。
食後にはきちんと歯を磨いている、鼻呼吸をしているのに口臭が長引いているけれど
原因がわからない場合、まずは歯科医を受診し原因を突き止めましょう。