子供が辛い物を食べられるようになる年齢は、
「いつから」「何歳から」と明確に定義づけされているわけではないそうです。
今回は、「辛い物とは何のことを言うのか」
「食べさせるときの注意点」を中心にお伝えしていきます。
子供に辛い物を与える時期については、「離乳食及び幼児食の間は、辛い物をあえて与える必要はない」と言われています。
とはいえ、キムチを使ったキムタクご飯を給食に出す保育園もありますし、小学校に入学すれば学校給食でピリ辛スープやピリ辛炒めなどの辛い物が出ることもあります。
小学生になったら突然辛い物を食べられるようになるわけではないため、辛い物の種類にもよりますが、一般的に乳幼児期から子供に負担のない範囲で与える家庭が多いそうですよ。
子供が食べたがらなければ無理に与えず、食べたがる場合はごく少量を舐めさせたり、辛さを感じないように調理法を工夫したりしましょう。
子供の胃や腸は未熟なため、以前辛い物を食べた時に体調が悪くなり好き嫌いをするようになることや、本人が欲しがって与えたのに後々体調を崩すことなどがあります。
子供って何を食べさせるときでもそうですよね…
辛さとは「甘味」「苦味」「塩味」「酸味」「うま味」の五味に含まれない単なる「痛み」ですので、辛い物への感受性が強い子供の場合は、小学生になっても中高生になっても辛い物を食べられずに嫌がるそうです。
一例を載せておきたいと思います。
○唐辛子やシシトウ
唐辛子は辛いため子供に与える際に注意する大人が多いのですが、シシトウにも苦味だけでなく辛味が強い物があります。
唐辛子もシシトウも辛味の原因はカプサイシンですので、子供が食べると摂取量によっては痛みを感じ、胃や腸を傷める悪影響を受けることがあります。
○コショウ
コショウもスパイスの一種で刺激が強く、子供にとっては辛い物です。
離乳食の取り分けなどで後期から少量であれば食べても問題ありませんが、幼児になったからと積極的に食べさせる必要はありません。
○山椒
山椒は胃腸薬や漢方にも配合される生薬ですが、子供にとっては刺激が強いため食べられる食材も食べられなくなるケースがある辛い物です。
山椒はウナギや麺にふりかけることで味が引き立つ薬味。
山椒は舌をマヒさせる辛い物ですので、味覚が発達中の子供には注意が必要です。
○カレー粉
カレー粉の辛さは唐辛子のカプサイシンやコショウ、生姜です。
子供がカプサイシンやコショウ、生姜が含まれるカレー粉を食べると、量によっては胃や腸を痛めてしまいます。
子供にカレー粉で味付けした料理を与える際は、辛さに注意しましょう。
○生姜
子供が苦手な辛い物の一つが生姜です。
生姜は胃の働きをよくする香辛料ですが、子供が食べると胸焼けやお腹の痛みなどを引き起こしやすいので注意が必要です。
また口の中やのどに痛みがある時に生姜を食べると痛みが悪化する恐れがあるので、生姜に限らず刺激物を子供に与えないようにしましょう。
○からしやマスタード
和からしもマスタードも、アブラナ科「からし菜」から作られたもので、種を粉にしたものを水で溶いたものが和からし、からし菜の種にワインや砂糖、酢を混ぜて作った物がマスタードです。
からしやマスタードも少量であれば子供が食べても問題無いのですが、過剰摂取することで刺激により味覚を鈍らせてしまいます。
辛い物を少しずつ試してみることは良いことですが、子供が嫌がっているのに無理矢理食べさせたり、
子供が食べたくても体調が崩れてしまうほど食べているのを親が止めなかったりするのは虐待と捉えられてしまうこともあるってことですね。
うちは、炭酸を試しましたが香辛料はまだ試していません。
我が子、刺激物が大好きだったらどうしよう…笑