日本には発達障害の子供が
全体の6.5パーセントいることが
文部科学省のデータで明らかになっています。
クラスに2、3人は
発達障害の子供がいると推測されますが
その中には知的に遅れはなく
見た目では判断がつかないグレーゾーンと呼ばれる
軽度の発達障害の子供たちもいます。
発達障害の子供同士で喧嘩になってしまうことも
実際にあるようです。
コミュニケーションが特に苦手なので
些細な出来事から喧嘩になってしまうこともありますね。
感情のコントロールがきかなくて
お互いに叩いたり物を壊したりという
トラブルを起こすことも考えられます。
発達障害の子供同士が喧嘩した時の対処法や
仲直りの方法、喧嘩しても引きずらないよう
終わりを納得してもらうにはどうすればいいのか
これから説明をしていきたいと思います。
発達障害の子供に関するお悩みのまとめです^^
発達障害の子供の悩みのまとめ - 育児の色々 |
発達障害の子供同士の喧嘩は
お友達の気持ちを想像できず、
言動や行動に対して間違った解釈をして
誤解してしまうことからはじまります。
その喧嘩がママの目の届く範囲で起きている場合は
お互いに気持ちが興奮状態なので
気持ちが落ち着くまでまずお互いに距離を離して
クールダウンをさせましょう。
クールダウンをした後は
1人1人の話をよく聞いてあげましょう。
また発達障害の子供は感覚の過敏さが特徴でもあり
お互いにとらえる感じ方が違うために
子供同士の相性が悪いということもあります。
例えば音に敏感な子とよく動きまわり
大きな音を出す子供同士が同じ空間にいる場合は
音に敏感な子供は
ストレスを感じてしまうことがあります。
喧嘩に発展する場合は
子供同士なるべく距離をとるようにしましょう。
親の目が届くところであれば
トラブルが発生しても
すぐにとめたりすることもできますが
子供が成長すると親の目の届かない場面での喧嘩が
どうしても多くなってしまいますね。
その場合は子供自身で解決していかなければなりません。
子供の対人関係をうまく営んでいくためには
ソーシャルスキルを身に着けることです。
ソーシャルスキルトレーニングは
療育施設や医療機関で専門家の指導を受けながら
身に着けることができますが、
学校や家庭などどんな環境でも学ぶことができます。
言葉だけで理解が難しいなら絵カードを使って
相手の気持ちやどのような行動が望ましいのか
時間をかけて説明をしていきます。
喧嘩を仲直りさせるには大人はつい「謝りなさい」
とひとことで解決させようとしがちですね。
しかし喧嘩したときは仲直りのプロセスを踏んでいくことが
発達障害の子供のソーシャルスキルを
身に着けるために必要なことなのです。
子供から話を聞くときはまずは嫌だった気持ちを聞き出し
ママがそのことに共感をすることで
心を開いて話しやすくなります。
そして相手の気持ちや子供自身の悪かった部分を考えて
仲直りするためには今から何をしなければならないのか
どんな言葉を相手にかければいいのかを
子供自身に気づいてもらえるように
働きかけていかなければなりません。
どちらが悪いかすぐにジャッジせずに
子供に問いかけながら
一緒に解決案を見つけてみてください。
ただし相手に危害を加えてしまった場合は
どんな理由があっても悪いことなので
まずは相手に謝るように言いましょう。
発達障害の子供同士の
喧嘩の終わりを納得してもらうためには、
子供自身が自分の言動や行動に反省をして
相手の気持ちを理解することです。
そのためには聞くことができるなら
喧嘩した子供からどんなことで腹が立ったのかを
話してもらいます。
そうすることで人の気持ちが読みづらい発達障害の子供は
相手の気持ちに気づくことがあります。
そのうえで喧嘩の原因はなにか、
悪かったところはどこだったのか、
どうすれば喧嘩にならずにすんだのかを
子供と一緒に考えてみましょう。
発達障害の子供同士が喧嘩をしたときは
子供の気持ちが落ち着いたら
話をよく聞いてあげましょう。
話を聞くときはまずは子供の嫌だった気持ちに
共感することです。
そして相手の嫌な気持ちや仲直りするためにはどうすればいいのか
ママはわかりやすく説明できると良いですね。
子供がうまく言葉で説明できない時は代弁してあげましょう。
また普段からソーシャルスキルを勉強しておき実践することで
喧嘩を防いでお互いに仲良く遊ぶことができます。
ぜひ参考にしてみてください。