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発達障害の子供のおつかいはいつから始める?練習方法と買い忘れの防止方法は?

周りのママ友が自分の子供におつかいをさせているという話を
聞いたり、近所の子供がすでにおつかいに行っているという話を
聞いたりすると、まだお子さんにおつかいを任せていないママは
焦ることもありますよね。

でも、うちの子供は発達障害だから、おつかいをさせても途中で
頼んだものを忘れてきそうだし、まだ無理だと
考えることもあるでしょう。

買い物は社会で生きていくためには避けて通れないことでも
あるので、発達障害の子供にはおつかいを通して、できることを
少しずつ増やしていきたいですよね。

今回は発達障害の子供のおつかいはいつから始めるとよいのかや
おつかいの練習方法、買い忘れの防止方法を説明しますので、
発達障害のお子さんをお持ちのママは
ぜひ参考にしてみてください。

発達障害の子供に関するお悩みのまとめです^^

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発達障害の子供のおつかいはいつから始める?

おつかいといえば、初めて子供が1人でおつかいをする
バラエティ番組が有名ですよね。皆さんも一度ぐらいは見たことが
あるのではないでしょうか?

出演している子供は平均して幼稚園ぐらいの年齢の子が
多いのですが、最近では出演する子供の年齢も低年齢化して、
2、3歳ぐらいの子供がおつかいをしている
内容になっているようですね。

もちろんその方が番組としても面白いということで、そのような
内容になっているのだとは思うのですが、同じ小さい子供を持つ
私としてもそんな低年齢のうちから自立させちゃって大丈夫?
と驚きました。

でも、子育てを経験するとわかるとは思いますが、低年齢の子供が
1人でおつかいなんて実際には無理ですよね。

発達障害の子供にいつからおつかいを頼むのかはこどもの自立心や
性格なども関係していて、それに合わせて各家庭が判断しているの
だとは思いますが、現実的に考えると、早くても小学校に入学する
7歳ぐらいの時期や、正しい判断ができるようになる小学校高学年
からが発達障害児のおつかいの始めるよい時期だといえるでしょう。

発達障害の子供のおつかいの練習方法

次は発達障害児のおつかいの練習方法についてご紹介します。
発達障害の子供はまだ経験したことのないことに対して不安や
恐れが定型の子供たちと比べて強くあります。

ですので、発達障害の子供が初めてのおつかいをする場合は、
練習をして慣れるまで何度も経験してみることが大切です。

ADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム)、
LD(学習障害)の発達障害の子供におつかいを頼む上で
心配しなければならないことは、お金の計算や使い方、
店員さんとのやりとり、買い忘れ、衝動買いが挙げられます。

これらに気を留めながら、まずはママやパパと一緒に
おつかいの練習をします。
まずは100円玉や50円玉、10円玉、1円玉といった実際のお金で、
大人が店員役、子供がお客さんになって、お金と物を交換してみる
ところからスタートしてみましょう。

買うものはスーパーの広告を切り抜いて、これを買うならお金は
いくら必要なのかということや、おつりが出ないようにするには
どのようにお金を出せばよいのかということを、子供と考えながら
お金の支払い方法について教えてあげましょう。

また、お金の払いかただけではなく、おつりや商品を忘れずに
受け取ることも言い聞かせる必要があります。
お金の計算は無理に暗算させなくても大丈夫です。

あくまで、買い物をするときの一連の流れを子供に覚えてもらう
ことが目的なので、計算が苦手な場合は
電卓を使用してもらいましょう。

発達障害の子供のおつかいで買い忘れの防止方法は?

発達障害の子供のおつかいで買い忘れの
防止方法について説明します。
子供にこれとこれを買ってきてほしい、とおつかいを頼んでも、
すぐに忘れてしまうこともあります。

買ってきてほしいものを口頭で伝えることは発達障害の子供が
忘れやすい原因の1つでもありますので、必ず買うものを
メモして渡すようにしましょう。

そしておつかいに行く前にもう一度子供と一緒に
確認をすることが大切です。
それでも、おつかいで頼んだものを何個か忘れてしまう
ということもあるでしょう。

また、何も買えずに自分のお菓子を買ってきたり、ガシャポンを
やってきたりすることもあるかもしれません。

その場合はなぜ頼んだものを忘れてしまったのか原因をよく探り、
次におつかいを頼むときにはどこに気を付ければよいのかを考え、
子供と確認していく必要があります。

もしかしたら、欲しいお菓子やガシャポンに目移りしてしまい、
衝動買いをしたのかもしれません。
失敗から学ぶことも多いので、子供のうちはたくさん買い物の
失敗をしながら、お金の使い方を学ぶことが大切なのです。

さいごに

発達障害の子供のおつかいについて説明させていただきましたが
いかがでしたでしょうか?
周りの子供がおつかいをしているからといって
焦る必要はありません。

なぜなら、発達障害児の子育ては、ゆっくりと自立への道に
進むことが一番良いことだからです。
ただ、子供がおつかいを経験することは
決して悪いことではありません。

おつかいは発達障害の子供にとって社会的な療育の1つで、
生きていく上で欠かすことのできないものです。
子供のペースに合わせて、親が手助けしながらお金の使い方に
ついて一緒に学んでいきましょう。

monefuran