ADHDの子供がいつまでたっても宿題をやってくれない…
ママにとっては頭の痛い問題でしょう。
でもご安心ください。
ADHDの子供に適切な学習のアプローチをしてあげることで、
学習習慣がきちんと身につきます。
今回はADHDの子供に勉強をさせるときの方法や伸ばし方、勉強の
しやすい環境について説明します。
発達障害の子供に関するお悩みのまとめです^^
発達障害の子供の悩みのまとめ - 育児の色々 |
学校から帰ってきたら宿題は2の次で、真っ先にゲームをやる…
これはADHDでもある私の子供の話になります。
きっと子供は、早くゲームの続きがやりたいと
楽しみに帰ってきたのでしょう。
学校で頑張って勉強してきたのだから、少しぐらい
やらせてあげてもいいかと思っても、ゲームをやってばかりで、
いつまでも宿題に取り掛かろうとしないとママは
やきもきしてしまいますよね。
ADHDの子供に勉強をさせるには、ゲームや遊びなどのお楽しみは
後にするように子供に常日頃から言い聞かせておくとよいでしょう。
ちょっとでも油断すると子供は楽な方向にすぐに流されていきます。
ゲームをやろうとしたら「宿題をしてからゲームをしようね」
というようにママが声掛けしてあげるとよいでしょう。
そして、宿題を完全に終わらせたら「よくがんばったね」と褒めて
ゲームや遊びをやらせてあげてください。
学校からすぐに勉強するのが嫌という子供の場合は
勉強の時間は何時から何時までというように、
勉強に取り組む時間を子供と一緒に
最初に決めておくとよいでしょう。
次はADHDの子供の勉強の伸ばし方について考えてみましょう。
まずは全体の勉強の流れをつかませて、具体的な勉強方法を
1つずつ示してあげてください。
わかりやすく図に書いて、子供にそのつど理解できているか
復唱してもらいながら確認していきます。
そして、勉強に取り掛かるときはタイマーを使って勉強時間を
目でみてわかりやすいようにしてあげましょう。
子供の集中力が続くのは長くても15分ぐらいといわれています。
ADHDの子供はすぐに別なことに気を取られて集中力に
欠けてしまうことがあります。
最初は5分でもよいので、この時間は勉強に集中する時間
というように、タイマーをかけて勉強に取り組んでもらいます。
その時に全部の問題をやろうとせずに、この問題とこの問題
というように細かく区切り、問題を解いてもらいましょう。
そのときは5分で終わるような問題を与えてください。
5分間勉強に取り組むことができたら、
もちろん褒めてあげましょう。
子供が小学校低学年ぐらいまでなら、勉強に取り組んだらシールを
ご褒美として渡し、1枚ずつシール帳に貼っていくと
勉強のモチベーションアップにつながります。
そうして5分間頑張ったら、次は7分、10分と少しずつ
時間を延ばしてみましょう。
たとえ数分でも勉強は毎日の積み重ねが大事です。
毎日少しずつでも取り組むことで勉強の習慣が身につきます。
ADHDの子供の勉強しやすい環境について説明します。
ADHDの子供は目で見た情報が入りやすい視覚優位な子供が多いです。
ですので、勉強をする環境は子供の視界にゲームやテレビ、
おもちゃなどが目に入ってはいけません。
目に入ってしまうとADHDの子供はすぐに集中力が
途切れてしまう恐れがあります。
また、ちょっとした物音にも気が散ってしまうので注意してください。
人の出入りの多い場所や、テレビやおもちゃなどがおいてある
そばに学習机を置かないようにしましょう。
机は両サイドと前についたてがあるものを選ぶのが理想的では
ありますが、そのような机でない場合でも壁のすみに学習机を
おくことで、視覚的な刺激が入りづらくなります。
椅子はくるくると回転する椅子は気が散りやすいので、
据え置きタイプの椅子を選ぶとよいでしょう。
ADHDの子供の勉強のさせ方についてご紹介しました。
勉強を習慣づけするためには、勉強や宿題など、やることを
やってからゲームや遊びをするようにいい聞かせしましょう。
また、何時から何時までは勉強に取り組む時間というように
子供と約束をし、決めたことを守るように徹底してください。
無理のない範囲で短い時間から勉強に取り組み
習慣化させるように心がけましょう。
ママもこの機会に何か勉強してみたり、
本を読んだりしてみるのもよいですね。
子供の周りの人が勉強している環境を作れば、自然と子供も
勉強の習慣を身に着けることができるのではないかと思います。