発達障害の子供が大人になったときにきちんと社会に適応し、
生計を立てていけるのかどうか心配なママも
多いのではないでしょうか。
ずっと先の未来の話だし、今仕事探しについて考えても
仕方ないでしょ?と思うママもいるのかもしれません。
しかし、発達障害のお子さんのキャリアビジョンを早いうちから
描き、道筋をつけてあげるのも親として
大事な役目だといえるでしょう。
今回は発達障害の子供の〈仕事の探し方〉や〈向いている仕事〉
〈仕事選びで失敗しないためのコツ〉について
解き明かしていきます。
発達障害の子供に関するお悩みのまとめです^^
発達障害の子供の悩みのまとめ - 育児の色々 |
発達障害の子供の仕事の探し方について説明します。
多くの人は仕事を選ぶとき、自分なりの
基準を持っていると思います。
発達障害の人は社会で成功を収めるというよりは、
充実感のある仕事を探しましょう。
生活に困らない程度の収入であれば、自分が時間を忘れるまでに
無我夢中になれる仕事であることが大事です。
子供のうちから職業を意識するためには、子供が
熱中していることや得意なこと、苦手なことをすべて
紙に書いてみてください。
身近にいるママはお子さんの良い部分、悪い部分を
すべて知っているはずです。
そして、お子さんやママにとって気になる職業があれば、
その職業について徹底的に調べてみましょう。
子供の長期休みには子供向けの職業体験のイベントがあるので、
そういったものにも積極的に参加してみましょう。
将来の仕事についてどんなことを具体的にやるのか体験をして
イメージをつかむことが大事です。
見本となる人がパパの場合、可能であれば実際に仕事場を
見せてもらったり、普段どういった仕事をしているのか子供に
話を聞かせてあげたりしてもよいでしょう。
次は、発達障害の子供に向いている仕事について説明します。
発達障害の人に向いている仕事は、特性を生かした仕事が
向いているといえるでしょう。
例えば、発達障害の中でもこだわりの強さに特徴のある
自閉症スペクトラムやアスペルガーの人は特性が専門性を
発揮するうえで十分なメリットになります。
そのため、特別な知識や技能を要する専門職に向いている、
といわれています。
逆に向いていないのは対人関係を基本とした接客業です。
その理由として発達障害の人は、相手の気持ちを察するのが苦手
という特徴があるからです。
チームワークを必要とする仕事もストレスに感じるでしょう。
しかし、専門性を十分に発揮できるなら接客業でも
十分にやっていけます。
また、ADHDの人はパワフルなので、体を動かすことを中心とした
仕事が向いています。
反対に事務や精密な作業をするなど神経を使わなければならない
仕事は向かないといえるでしょう。
発達障害の子供が仕事選びで失敗しないための
コツをご紹介します。
周りの人と比較してみると、発達障害の人は向いていないことが
ひときわ目立つのは確かでしょう。
そのため、自分をよく知ることが重要です。
自分の適性を理解するには、通院している病院の医師や
心理士など専門家のアドバイスを受けてみるのもよいでしょう。
しかし、仕事を制限してしまうことは、自分が挑戦したい仕事が
ある場合はとくに受け入れにくいことなのかもしれません。
やりたい仕事はこれ、という職業が明確にあるのなら、どんな
仕事が自分に合うかを考えるよりも、やりたい仕事に自分がどう
適応していくか考えていくほうが重要なのかもしれません。
失敗を恐れて無難なルートを選択するのも堅実な考えなので
間違えではないですし、人生は一度きりしかないと考えると子供が
試したい仕事をやるのも正解です。
もし将来仕事選びで失敗してしまっても、何が原因で
失敗したのかをきちんと分析し、次に生かすことで失敗は防げます。
たとえば仕事内容は好きだけど、職場環境が悪いと
仕事選び失敗した…と感じることもあるでしょう。
そのような場合、職場をチェンジすることで
改善できることもあるからです。
いかがでしたでしょうか。
何が得意で、何が苦手なのかお子さんの特性をよく考えながら
将来の仕事を親子で探してみましょう。
収入などあまり意識せずに、自分が時間を忘れるぐらいに
没頭できる事を仕事に生かすことができればよいですね。
そのほうが自分の才能を発揮しやすいので、
結果的に収入にもつながっていくでしょう。
また、将来自分がやってみたい仕事について、子供のうちから
具体的に思い描くことが大切だといえるでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。