音楽療法で発達障害の子供のケアができるという話を聞いたことの
あるママもいるのではないでしょうか。
今回は発達障害の子供に音楽療法はどのように効果的なのかを
お伝えしていきます。
また、オススメの音楽や、音楽が苦手な場合の理由や
対処法を紹介します。
発達障害の子供に関するお悩みのまとめです^^
発達障害の子供の悩みのまとめ - 育児の色々 |
音楽は聴いていると楽しい気持ちになったり、悲しい気持ちに
なったり、私たちのいろいろな感情を刺激してくれますよね。
私たちに身近な音楽は、発達障害の子供に大変良い効果が
得られるということが分かっています。
歌ったり、演奏したりという音楽活動を行うことによって、
発達障害の子供のコミュニケーション能力が向上することが
研究でも明らかになっているようです。
そのため音楽療法は、発達障害の療育の場でも積極的に
取り入れられています。
また、音楽療法は薬のように副作用の不安がなく、
発達障害の子供にも安全ですね。
発達障がいの子供にオススメの音楽を紹介します。
発達障害の子供にオススメの音楽は、
昔から親しまれている童謡や子守歌です。
童謡は季節を感じさせる曲が多いので、発達障害児の感性を
育てるのに最適でしょう。
また、子守歌にはシューベルトやモーツァルト、ブラームスなど、
有名な作曲家の子守歌などもありますし、日本では
「竹田の子守歌」や「江戸の子守歌」など有名な子守歌もあります。
子守歌は子供の寝かしつけにも使われるぐらいなので、
発達障害の子供も安心して音楽を聞くことができるでしょう。
また、「幸せなら手をたたこう」のように途中、音に空白があり、
手をたたいたり、楽器をならしたりといった曲なら、
集中力に欠ける子供も最後まで集中して音楽を聴くことができます。
逆にあまりオススメできない曲は、音の数が多く、
テンポの速い曲です。
例えていうなら運動会のBGMでおなじみの
「クシコス・ポスト」のような曲のように、なんとなく
追いかけられているような感じの曲は
少し苦手なのかもしれません。
暗い感じの曲も子供にとっては恐怖に感じるでしょう。
発達障がいの子供が音楽が苦手な場合について説明します。
発達障害の子供によくありがちなのが音楽の時間を
嫌がるということです。
なにが嫌なのかというと、鍵盤ハーモニカが苦手という子供が
多いのかもしれません。
私の子供も発達障害です。
鍵盤ハーモニカの時間はとくに苦手なようで、
いつも演奏するふりをして、ただホースを口に
くわえているだけということなのです。
どうしてそんな事をするのか理由を聞くと、
うまく弾けないとのこと。
発達障害の子供は手と目、足と手などの個別の動きを一緒に行う
協調運動が苦手です。
鍵盤ハーモニカの場合、息を吹き込みながら、みんなと合わせて
演奏するので、発達障害の子供にとってはやることが
複雑すぎて混乱してしまうのではないでしょうか。
対処法としては、レベルに合わせた指導方法をしてもらえないか
先生に相談してみるのもいいでしょう。
また、家で安めのキーボードを購入して、
鍵盤に慣れておくのも一案です。
練習の際は音符を一緒に読んであげて、通しで引かずに
2小節ずつなど段階を踏んで練習しておくとよいでしょう。
また発達障害の子供は聴覚過敏の子供が多いので、
音をうるさく感じることもあります。
みんなと同時に演奏するので、自分の音が確認できないことが
ストレスになっている場合もあるでしょう。
以上、発達障害の子供の音楽療法の効果についてお伝えしました。
音楽は発達障害の子供のコミュニケーション能力を育み、
良い影響を与えるということがわかりました。
発達障害の衝動性や強いこだわりを
芸術に生かしていけるとよいですね。
また、音楽療法は家で気軽にできますので、
ぜひ子育てに音楽を取り入れてみてください。