Categories: 子育て発達障害

発達障害の特徴はいつからわかる?グレーゾーンの違いと向き合い方は?

お子さんの気になる行動に、もしかして発達障害なのでは・・
と悩まれるママもいると思います。
子どもの健診にいくと、つい他の子どもと比較してしまい、
どうしてこうも違うのだろう?
と疑問に持つこともあるかもしれません。

今回は発達障害の特徴はいつからわかるのか、
よく聞くグレーゾーンの子どもと他の子どもの違いは何か?
また我が子が発達障害だとわかったときの子どもとの向き合い方を
発達障害の子をもつわたしの体験談を交えて、
お伝えしていきたいと思います。

発達障害の子供に関するお悩みのまとめです^^

スポンサーリンク

発達障害の特徴はいつからわかる?

子どもの発達障害の特徴がでてくるのは
いつ頃からなのでしょうか?
赤ちゃんの頃はみんなとそこまで差はないので、
たとえ子どもが発達障害であっても、パパやママが
特徴に気づくということはほとんどないといわれています。
専門医でも見分けが難しいようですね。

子どもが1歳半ごろになると1歳半検診がありますが、
そのあたりから他の子どもとの違いを
ママは感じるようになります。
たとえば落ち着きがなく、どこまでも走って行ってしまう、
言葉の遅れだったり、グルグルと回るのが好きだったり、
ある一部分に執着したりと
こだわりのある行動をとることがあります。
1歳半の子どもは指差しができるかどうかを確認しますが、
自閉症の子供は自分で指差しをせずにママの手を取って
指差しさせようとするクレーン行動をとります。
しかし、この段階ではまだ診断することはしません。

目安としては
・コミュニケーションが苦手で反復行動をとることもある
ASD(自閉症スペクトラム)は2歳ごろ
・多動や不注意、衝動性が特徴のADHD
(注意欠如・多動症)は4歳以降
・授業についていくことができないLD(学習障害)は就学後

に発達障害の特徴がわかるといわれています。

発達障害のグレーゾーンの違い

発達障害といえば、よくグレーゾーンという言葉が出てきますが、
聞いたことがある方もいると思います。
でも、グレーゾーンっていったい何のこと?
って思ってしまいますよね。
私の子供はADHD(注意欠如・多動症)と
ASD(自閉症スペクトラム)の診断を受けていますが、
いわゆるグレーゾーンの部類に入ります。

子どもには健常児とグレーゾーンの子、
知的障害の子どもといます。
健常児は、たとえば学校生活において先生の指示をすぐに理解し、
集団生活のルールを守ることができます。
指示がなくても、どうすればいいのか状況に応じて
適切な行動ができる子のことを言います。

知的障害の子どもは知能の遅れがある子のことをいいますが、
運動や言葉、認知の能力が一定の水準を満たしていないので
学業の参加は困難といわれています。

健常児と知的障害の間にあるのが、
グレーゾーンの子どもになりますが、グレーゾーンとは

・診断はされていないが、不器用なところがあり、
生きづらさを感じる。
・診断はされていないが、集団生活からはみ出しやすく、
対人トラブルをよく起こす。
・自閉症スペクトラムや注意欠陥・多動症、学習障害
の診断を受けている。

という子どもたちのことを指します。

発達障害と分かった時の向き合い方は?

自分の子どもが発達障害とわかったときに、
どんな気持ちになるのかは人それぞれだと思います。
将来を悲観して落ち込むという人もいるでしょう。
私は子どもが4歳9か月の時に発達障害と診断されました。
しかし、私は落ち込むどころか、診断名を聞いて
ほっとしたのを覚えています。
意外と発達障害の子どもをもつママさんの中にも
私と同じように安心される方が多いようですね。

私の子供は3歳ごろ他の子どもを噛みつく他害行為がありました。
他害行為が落ち着いてきたので、幼稚園を年中から入れましたが、
集団に適応できず、机の下に隠れているような子どもでした。

他の子どもと何かが違うと思い始めて、3か月の予約待ちで
児童精神科を受診し、問診や発達診断のテストをうけ、
ADHDとADSの診断をうけました。
その時の医師に言われたのが、
「お子さんの生まれながらの特性で、育て方が原因ではない」
という言葉です。

わたしはわがままに育てたからだ、しつけが悪いと
さんざんいわれ、周囲から孤立していました。
やっと理解してくれる人が現れたという
うれしい気持ちになり、診断を受けてからは、
療育の先生や幼稚園、学校の先生と沢山の理解者ができ、
みなさんからとても親切にしてもらいました。

子どもの発達障害に関しては
今の時代サポートが大変充実しています。
とくに転機となったのは、児童精神科を受診したことです。
医師や作業療法士のアドバイスをよく聞いて実践していくこと、
幼稚園や学校の先生と子供の情報を共有して
連携をとっていくことで、今は発達障害に
向き合うことができていると実感しています。

さいごに

発達障害の特徴がわかるのはいつ頃なのか、
グレーゾーンと他の子どもの違いは何か、
そして発達障害と診断をうけてどう向き合うかを説明しました。
お子さんやママ自身のためにも少しでも
疑わしいということがあれば、医師や療育センター、保健師に
ぜひ相談してみてくださいね。

monefuran